【雛めぐり】享保雛と甲冑と春

こんにちは、僕ホタピー!!
今日は雛めぐりマップの40番の栗花低にお邪魔しようとしているんだ。

どうやら雛飾りが…享保雛らしいんだ。
かなり豪華なつくりと聞いているので僕もワクワク。
早速おじゃまします!!



あ、写真からお内裏様がフレームアウトしてしまった。

すごぉい!なんだかお上品な感じがする。
あっ!お内裏様が写っていないからちゃんと見たい人は直接見に行ってね。
あれ?旗持った人とかあまり見かけたこと無いけれど、この役はなんていうんだろう??
五人囃子がいなくて、旗持った人と弓持った人がいるんだね。

享保雛って名前は良く聞くよね。この写真から伝わる雰囲気の通り、当時かなりお高いものだったと思うんだ。
でもなぜ桑折享保雛?って思うよね。
僕も気になったから調べてみたよ。

栗花家は佐藤新右衛門さとうしんえもん家忠の子孫なんだって。
江戸、明治の頃には栗花蚕物店を営んでいたみたいなんだ。
享保雛はその名の通り江戸時代享保に流行した雛人形で、明治2年に当時の当主が横浜の骨董市で購入したらしく大名が払い下げたものと伝えられているらしよ。
明治と言うことは勿論、新幹線なんかも無い時代だよね。
今より交通が不便な時代に横浜から大事に連れてこられて、今もこうして愛でられているなんてこのお雛様達は幸せだね。
さて佐藤新右衛門という名前に聞き覚えがある人がいるんじゃないかな?
勿論、ピンと来た人もいると思うけれど西根堰の開削に尽力した人だよ。
そして………


ジャッジャーン!佐藤新右衛門さんの甲冑だよ。

甲冑って中に人が入っていないと顔が怖いよね。
怒っているみたいにぐわ〜って口あけているからかな。
小さい子が見て泣き出したくなる気持ちがわかるよ。
それにしても重そうだね。
こんなに重そうなものを着て歩くなんて当時の人は足腰しっかりだったんだろうね。



おっ!優雅な雰囲気の雛飾りを発見。

なんだか普段の生活の一部を切り取った見たいな自然な雰囲気が素敵。
ふんわりとした雰囲気が和むなぁ。



帰り道、梅の花のつぼみが膨らんでいるのを見つけたよ。

もう少しで咲きそうだね。あと数日したら梅の良い香りが漂い始めて、いよいよ春が来たー!って感じになるだろうね。
お散歩中とかに梅の香りが風乗ってやってくる時期がもうそこまで来ているよ♪♪


それから蝋梅(ろうばい)が絶好調に咲いていたよ。

黄色いお花が可愛いね。
蝋梅は1〜2月の寒い時期に咲く花なんだけど、黄色が春の訪れを予感させるね。
そしてこの蝋梅だけれど、僕は今までずっとバラ科サクラ属と思っていたんだ。梅ってつくからね。
それが…実はロウバイロウバイ属の落葉低木に分類されるらしいよ。
香りは梅っぽいけどなぁ。
とまぁ。雑学はこれくらいにして、以上、帰り道に偶然出合った春の足音でした〜!!


雛めぐりは平成23年3月6日(日)までとなっているよ。
今回紹介した享保雛の他にも色々な雛飾りがたくさんあるよ。
雛めぐりついでにこっそり顔を出し始めている春を見つけるのも楽しいかも♪♪
この機会に桑折町へ遊びに来てね♪
待っているよ〜!!