【種徳美術館】花鳥図展を紹介 Part1

僕ホタピー!!
今日は種徳美術館に行くよ!!
12月に紹介した「書の世界」に続き、平成23年1月4日から開催されている「花鳥図展」の紹介をしようと思うんだ。
花鳥図展は平成23年1月4日(火)〜平成23年3月29日(火)の間開催されていて、ここに飾られているのも桑折町のお宝なんだよ。




さぁ、やって参りました種徳美術館

今日1月13日は朝から雪がちらつく天気でとても寒いよ。
ここ最近で一番寒い気がするんだけど…。
ささ、早く中に入ろうっと。



こんにちは、ホタピーです。おじゃまします。
前回は「書」が迎えてくれたけれど、今日は綺麗な絵が迎えてくれたよ。

書と絵では雰囲気がぜんぜん違うね。



じゃあ展示物の紹介をしていこう!!
※作者の紹介は美術館で配布しているパンフレットより抜粋していますので転載等はお控え願います。
※写真は許可を得て撮影していますので、無断転載や直接リンク等はお控え願います。




作者:[]狩野芳崖[]かのうほうがい
画題:芙蓉叭叭鳥(掛け軸)
[f:id:koorinohotapi:20110113162755j:image]

結構鋭い目つきの鳥がこっちを見ていたよ。
くちばしのところのふさふさの毛が可愛いんだ。
ところで叭叭鳥ってどんな鳥って思わない?だから調べてみたんだ。
ムクドリ科の鳥。全長27センチくらい。全体に黒色で、翼に[]白斑[]があり、額に冠羽をもつ。飼い鳥とされよく人になれる。
へぇ、結構大きな鳥だったんだね。
僕にもなついてくれるかな?
●作者の紹介●
幕末〜明治前半に活躍。木挽町狩野勝川院の門に学ぶ。
フェロノサに見出され新日本画の創造の担い手として活躍。
優雅な色彩の「非母観音」を絶筆とする。



作者:渡辺省亭わたなべせいてい
画題:着色晩秋花鳥(掛け軸)
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画題:中美人春秋花鳥(三幅対)
[f:id:koorinohotapi:20110113170636j:image]

色の使い方がとってもきれいな絵だね。
見た瞬間にぱっと飛び込んでくる色があったんだ。
近くに寄ってみると、遠くから見た時のインパクト違って繊細な部分もあったりして思わずじっと見てしまったよ。
●作者の紹介●
明治時代に活躍。
江戸に生まれ16歳の時、菊池容斉に入門。
「師風にとらわれるべからず」との教えを受け、独自の画域を開拓した。



作者:勝田蕉琴かつたしょうきん
画題:洋犬と朝顔(額装)
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犬のふわふわな毛の質感がすごいね。
思わず触ってみたくなっちゃう。
●作者の紹介●
福島県棚倉町生まれ。
橋本雅邦に師事する。
渡印し仏教美術を研究。帰国後、福島県出身日本画家の団体「福陽美術会」を組織し会長として活躍。



作者:[]川端玉章[]かわばたぎょくしょう
画題:花鳥12ヶ月(12幅対)
*1月:松 2月:梅 3月:桜と鶏
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*4月:柳 5月:牡丹 6月:蓮花 7月:ボケ 8月:月
[f:id:koorinohotapi:20110114131936j:image]
*9月:月と菊 10月:紅葉 11月:犬と水仙 12月:雪中松
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12ヶ月を表現したものだけど、見ると思わず「うんうん」と納得してしまうよ。
特に今月はこんな雰囲気!!なんて思いながら生活しているわけではないけれど、こうして絵にされたものを見るとイメージがぴったりだね。
絵が描かれている紙に色がついているわけでもなく、背景の色が塗られているわけでもないのに、季節ごとに絵から受ける色の印象が違うんだ。
僕は11月の犬と水仙が気に入ったよ。どこが一番気に入ったのかというと、犬の表情がすごく可愛いんだ。
とても気に入ったからアップで写真を撮ってしまったよ!!
[f:id:koorinohotapi:20110114115933j:image:w150]
ね?かわいいでしょ?
連れて帰りたくなっちゃう。
●作者の紹介●
幕末から大正にかけて活躍。
狩野芳崖の後任として東京美術学校の教授となる。
後に川端画学校を創設、門下に結城素明平福百穂などがいる。





花鳥図展にはこんな素晴らしい作品がたくさんあるんだ。
写真で見るよりも生で見た方が色彩の鮮やかさ、絵の雰囲気などを感じ取れるから見に行ってみてね。
花鳥図展の様子はタイトルにもあるように2部で紹介していくね。
次回は、とってもすごい大作を紹介するよ。待ちきれない人は「種徳美術館」に行ってみてね。




種徳美術館

花鳥図展 平成23年1月4日(火)〜
平成23年3月29日(火)
所在地 〒969−1617
福島県伊達郡桑折町字陣屋12番地
桑折町文化記念館内 (旧伊達郡役所隣)
TEL 024−582−5507
開館時間 午前9時〜午後5時 (最終入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は火曜日)
祝祭日の翌日、展示替え期間、年末年始
観覧料 一般・大学生:200円
高校生:100円
小中学生:50円
※団体 20名以上で2割引
交通案内 JR東北本線桑折駅下車 徒歩15分
東北自動車道国見インターより国道4号線を東京・福島方面に向けて車で10分

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